天聖経 縮約本 - 第一冊 真の神様
第二章 神様と創造の役事
一 神様の創造の動機は愛
一) 創造の役事は完全投入
神様の天地創造は、愛の理想を同化させるためのものです。
創造は自分を投入するところから始まります。力を投入してこそ創造が可能です。
神様は主体として対象を造るために完全に投入しました。
神様が天地を創造するということは、御自身の本質を投入するということです。
愛のための道には永遠に嫌だという心はあり得ません。神様の本質には怨讐という概念はありません。悪の概念がありません。
真の愛の中にあるからです。
神様は万物と人間を創造するためにあらゆる力を投入されました。
他のものは投入すれば全部消耗しますが、真の愛だけは投入すれば投入するほどより栄え、生産するのです。
それゆえ真の愛を実践する者は滅びるようでも滅びることなく、永遠に栄えて永生するのです。
二) 愛を通じた創造理想の実現
愛の実現のためにこの世を創造された神様でした。
人間と愛によって一つとなることで愛の喜びを味わうために被造世界を創造した神様でした。
二 人間を創造された目的
一) 神様の愛の対象として造った
神様は人間を愛ゆえに造りました。
人間が万物と違うのは、神様の息子、娘として造られたことです。
神様の直系の愛を受けることのできる対象者として造られたのです。これが人間の特権です。
人は神様の無形の内的な相対的実体存在だということです。
万有の中心は誰でしょうか。人なのです。
全知全能なる神様の前に相対的価値として登場したのが人間だ、と見るのです。
人は神様のためにあり、神様も人のためにあるのです。
本来人間はどこから生まれたのでしょうか。
神様も愛から始まったのです。愛ゆえに生まれたのです。愛が起源なのです。
神様御自身が愛するための愛の対象が必要で人を造ったのです。
愛を共有するために、その対象的存在として造ったのが人間なのです。
ですから人間自体が神様の体です。
神様の体となったアダムとエバの二人が夫婦になったということは、神様が夫婦になることなのです。
そうなれば天上世界に行ってアダムとエバの姿で神様が人類の祖先となり、霊界と地上世界を治めるようになっているのです。
二) 愛と生命の核心をすべて投入
神様が被造万物の中で神様の愛の対象となることのできるその存在が我々人間です。
愛について語るとき、神様にはそのようなものはありません。
それが誰にあるのかというと、人間であるアダムにあり、エバにあります。
ですから神様よりも、もっと貴いものを人間がもっているということを知らなければなりません。
三 アダムとエバを通じた愛の理想
一) アダムは無形の神様の体として造った
神様が人間を創造するとき、縦的なアダムとエバしか造ることができませんでした。
しかしながら私たちは息子、娘を生めば二十人以上も生むことができます。
それは神様にはできないことです。
アダムとエバは神様の息子、娘として生まれましたが、神様の中にあった双胎が実体として現れたものです。
無形の男性、女性の双胎が有形の男性、女性の実体として現れたのがアダムとエバでした。
神様の息子、娘がこのように始まったのです。
神様の無形の心情圏の内容を実体心情圏として完成させて、無形と有形が一つとなるためのものが創造理想です。
創造理想は愛を中心として対象圏を成そうというものです。
二) 夫婦は第二創造主の位置
神様がアダムとエバを創造したのと同じように、創造主の立場でその喜びを感じさせるためのものが子女なのです。
その神様がアダムとエバを創造して喜びを感じたのと同じように、実体的に神様の創造の喜びを感じることができるように、体験させるために与えたのが子女だというのです。
天国の民の生産者が夫婦であるということを知らなければなりません。
天国の民を生産するための基地だったということを誰が知っているでしょうか。
四 愛の理想は家庭を中心に完成する
一) 神様の創造理想は四位基台完成
神様の創造目的は何でしようか。男性と女性を造ったのは、彼らが成長し、互いに異性に対する相対的な心情を通して神様を中心とした真の地上天国を建設するためでした。
ここで男性であるアダムは天を代表し、女性のエバは地を代表します。天地です。
それゆえ彼らは二人ですが、彼らが横的に一つとなれば天と地が統一されるのです。
神様を中心とした私と相対と子女の関係、これが四位基台です。
そしてこの四位基台を完成することが神様の創造目的なのです。
二) 創造理想は家庭完成によってなされる
人間祖先を通じた神様の理想は、男性と女性が結合して理想的な家庭を築くことでした。
神様の愛を中心として家庭を完成することが神様のみ旨であるという結論が出てきます。
人の一生で最も重要な時はいつかというと、生まれる時、結婚する時、死ぬ時です。
それでは生まれる時はどのように生まれるべきでしょうか。良く生まれなければなりません。次には結婚する時です。
結婚というのは生きるためにするものです。すなわち四位基台の造成のためにするのです。
家庭の原動力は真の愛です。
私よりも神様を、そして対象を生命のように愛する純粋で美しい愛、これが真の愛です。
神様はこの宇宙に、真の愛の力よりも大きい力を創造されませんでした。
真の愛は神様の愛です。
五 神様が万物世界を造られた目的
一) 万物を造られた目的
なぜ神様は万物を造ったのでしょうか。
御自身が愛する対象圏を造るためです。
二) 神秘の宇宙、その規模と構造
被造世界のすべての物は、神様の愛する息子、娘が愛の理想を見つけていくことができるように、教材として造ったものです。
それゆえ宇宙は人間を中心としてその中心点に到達することができるように創造された世界なのです。
宇宙の完成とはいったい何でしょうか。宇宙を完成するには私が完成しなければなりません。いくら宇宙が完成したといっても私が完成できなければ何の関係もないのです。
万物世界は人間にとって、特に、成長するアダムとエバにとっては愛の教材であり、愛の真髄が無尽蔵に陳列された博物館なのです。
四) 自然に対する私たちの姿勢
朝、目を覚まして自然を見れば、その自然が、かすかに私の本性と絆を結び新しい理想の感情を芽生えさせます。
いかなる被造万物とも替えることのできない高貴な人間であり、その何ものとも比較することのできない価値ある姿で天上に代わって出てくるべき人間でした。
五) 自然を愛し、人を愛しなさい
自然を愛し、人を愛することができなければなりません。人を愛することができず、自然を愛することのできない人は、神様を愛することができないということを知らなければなりません。
万物は神様の象徴的存在であり、人間は実体的存在であるゆえに、万物と人間を愛することのできる人は、神様を愛するようになるのです。